ご訪問いただきありがとうございます。
非常に重たいテーマです。
私はカウンセラーなどの資格を持っている人間ではありませんが、タイトルに当てはまる方にはぜひ目を通していただきたいと思っています。
人身事故で電車が止まると必ず「人に迷惑をかけるな」と言う人がいますが、そういう言葉を聞くたびに「ああ、この人は本気で死にたいと思ったことがない幸せな人なんだな」「想像力がない人なんだな」と思います。
私はブラック企業で精神を病んでいた時、生きることが毎日とても辛かったです。
人に話しても「転職すれば良いよ」と言われるだけで、それは確かに正論なのですが、今の生活基準を保てる転職先が見つかるかもわからないし、何より精神が病んでいたので転職活動をする気力が出なかったからです。
でも「そういう気持ちや状況はみんな同じだろうな」と思うと甘えのような気がしてそれ以上相談することができず、毎日将来のことばかり考えてどんどん追い詰められていきました。
それでも「死にたい」なんて気持ちを表に出すことはできず、普通を装って毎日なんとか仕事を続けていました。
そんなある朝、通勤電車を待つためにホームでぼーっとしていた時「特急が通過しますのでご注意ください」というアナウンスが響き、電車が迫ってくるのを見た瞬間
ふと「今一歩踏み出せば楽になる」という考えが頭をよぎったのです。
まるで電車に吸い寄せられるような感覚でした。
私の前に人が並んでいたので足を止めることができたのですが、電車が通過した後に「今何をしようとしてたんだろう」と我に返ったのを覚えています。
■周りに自死された方がいる人へ
きっと自死された方の中には私のような状況だった人も多いと思います。
覚悟を決めて実行している人もいると思いますが、大半の人は心が疲弊しすぎて正常な思考力や判断力がなくなって、気づいたら...ということが多いのではないかと思うんです。
私もその時毎日本気で死にたいと思ってはいましたが、大切な人たちのことを考えて実行する気はありませんでしたし、「そんな勇気はないけど、もし実行するならなるべく人に迷惑のかからない方法で」と考えていたからです。
(電車を止めてしまった場合の莫大な賠償額も知っていますし、実際にどこでどういう方法をとるのが一番迷惑がかからないかとか、自分の各種アカウントや銀行口座の処理、遺書に書く内容についてもしっかり考えていました。)
それでもふとした瞬間に吸い寄せられそうになってしまいました。
あの時私の前に人が並んでいなかったら、真っ直ぐ進んでいたような気がします。
ですから、周りに自死された方がいて「どうして気づかなかったんだろう」「助けてあげられなかった」と自分を責めている人がいたら、知ってほしいです。
あなたのせいじゃない。あなたの手助けが足りなかったわけじゃない。
支えてくれる人がいても、話を聞いてくれる人がいても、どんなに優しく頼もしい言葉をかけてくれる人がいても、心が疲れているとそれを受け取れなくなったりするんです。
悩みと苦しみで心の容量がいっぱいなので、他に何も入ってこないんです。
そして「もう何も考えたくない。とにかく楽になりたい」と思ってしまうんです。
あなたのその優しい気持ちが、亡くなった方への供養になります。
時々その人のことを思い出して、成仏と天国での幸せを願ってあげてください。
お墓参りに行けなくても、思い出した時に手を合わせてお線香をたいてあげてください。
■「死にたい」「消えたい」「生きていたくない」と思っている人へ
辛いですよね。苦しいですよね。この地獄のような日々から逃れたいという気持ちでいっぱいですよね。
「生きていれば良いことがある」なんて思えないから辛くて苦しいんですよね。痛いほど気持ちがわかります。
私が言えることは、「『何もしない』ことが不安を大きくする」ということです。
暇な時間があると「まだ起きてもいないこと」を想像したりして、自ら不安を大きくしてしまいます。ですから悩む時間を減らせるようにしてみてください。
まずは、月並みですがこの中でできることをやってみてください。
・太陽の光を浴びる
・起きたら窓を開けて部屋を喚起する
・部屋を掃除する
・バナナを食べる(バナナに含まれるセロトニンは幸せホルモンを出してくれます)
・適度に運動する(散歩程度でOK)
・自然に触れる。神社参拝がおすすめです
・シャワーでなく湯船にしっかり浸かる
・好きな音楽を聴いたり好きな香りのアロマなどでリラックスする
・夜は早く寝る。寝る前にスマホは見ない。
・やりたいことをやる(映画を観るでもゲームするでも何でもOK。考える時間を作らないこと)
ですが、かなり悩んでいる状態だとこれらのことをするのも難しくなりますよね。
私も全てに対してやる気が出なくて休みの日は寝てばかりでしたし、起きれば不安感で胸が苦しくなったり涙が止まらなくなるので、それどころではありませんでした。
一番病んでいた時は大好きな映画も観れませんでした。再生ボタンを押しても気づいたら映画が終わっているんです。再生中も無意識に悩み事のことばかり考えていました。
昼頃起きて、気が付いたら夜になっていて、部屋が真っ暗だったこともあります。
もしそういう状態であれば必ず病院に行ってください。
薬は飲みたくない!という場合は国家資格を持った専門のカウンセラーさんとお話しするのも良いですよ。
私は「考える時間」を無理やりなくし、「今自分にできること」を行動に移したことで回復しました。
▼家や学校生活が辛い学生さんへ
あなたの世界は今「家」「学校」「習い事」しかなく、そこでの関係がうまくいかないと自分の世界が真っ暗に思えるかもしれません。
でも本当は世界は広いんです。あなたを理解してくれる人、あなたが楽しめる場所が必ずあります!
辛かったら周りの大人たちに頼ってください。周りの大人に頼れなければSNSで発信してください。必ず助けてくれる人がいます。(ですが相手が信用できる人かわかるまでは、SNSで知らない人に会ったり個人情報を渡すのは絶対にやめてくださいね。残念なことに、この世には良い人のふりをして近づいてくる悪い人間もいます。)
▼仕事が辛い人へ
今の時代、選択肢は転職だけではありません。
趣味や特技を生かしてYouTubeなどで収入を得ることもできるし、年収が低くてもUverEatsなどの副業で稼げる場合もあります。
この時代、チャンスはどこに転がっているかわかりません。
悩む時間をSNSなどで情報収集する時間に当ててみてください。
今成功している経営者も、過去には地獄のような日々を過ごしていた方がたくさんいらっしゃいます。何歳でもどこからでも這い上がることは可能です。
▼人生を賭けた受験や資格試験がうまくいかなかった人へ
その場所に行きたくていろんなものを犠牲にして頑張ってきたのに叶わなくて、絶望を感じているかもしれません。
でもあなたの思う「最良」と宇宙や神様の思う「最良」は違うのです。
例えば医者になりたかったけどなれなくて就職した会社であなたの才能が発揮され、医者になるより遥かに大きな成功を遂げるかもしれません。
難関大学に入るために何年も必死に勉強したけど入れなくて他の学校に行ったら運命と思えるような相手に出逢ってその人が将来の結婚相手になるかもしれません。
「『こういう自分』でなければ幸せになれない」というのは思い込みです。
▼失恋や離婚で辛い人へ
愛する人を失うと「もう二度と幸せになれない」とか「あの人がいないなら生きてる意味がない」と思うかもしれませんが、たいていそんなことはありません。
号泣して「他のご縁なんかいらない!彼がいないのなら一生一人で良い!」と言っていた人が「すごく好きな人ができました♡相性どうですか?」と聞いてくるなんてよくあることですし、みなさん何歳になっても楽しく恋愛していますよ。
決してあなたの気持ちを軽く見ているわけではありません。
恋愛は一生できるものです。
それだけ好きになれる人に出逢えたこと。その人と一生懸命向き合ったこと。
すぐに忘れようとしなくて良いんです。
その幸せと思い出を大切にしてください。
このご時世、税金と物価がどんどん上がるのに給料は上がらなかったり、オンラインが発達してリアルな交流が減って人との繋がりが薄くなったり、世界情勢の動きも不安で心配事が絶えないですね。
ネガティブなものに目を向ければネガティブなものしか目に入ってこないですが、今ある幸せや小さな希望に目を向ければポジティブな世界があります。
苦しい時は「そんなもの私にはないよ」「幸せより不幸の方が何倍も大きいよ」と思うと思いますが、ちょっとでも良いので「良いこと」にも目を向けてほしいです。
知らない人がエレベーターのドアを開けて乗るのを待っていてくれた、歩いていたらお洒落な雑貨屋さんを見つけた。そういうことも幸せの種です🍀
そういう小さな幸せを感じられるようになると少しずつ見える世界が変わってきます。
私たちはものすごい確率の中、選ばれてこの世に生まれてきました。
やれることをやって自分の可能性を広げていけたら良いなと思っています。
※私は心理学の資格を持っているわけでもないし、亡くなった人と交信できるわけでもありません。宗教にも入っていません。ただの占い師です。
この記事は私が自分の経験や占いを通して感じたことを書いています。
心の専門家ではない人間が扱って良いテーマかどうか非常に悩みましたが、誰かの心を少しでも楽にすることができたら良いなという思いで書かせていただきました。